【飲食店のインスタグラム(Instagram)集客方法】インスタマーケティング7つの運用ポイント

インスタグラムの運用でお悩みの方!飲食店コンサルタントの川崎です。

おそらくこのページに来ているのは…

「これからインスタグラムを始める人」
「すでに運用しているけど、なかなか上手くいかない人」

そんな方が多いかと思います。

確かにインスタグラムの運用は手間がかかり、なかなか効果が出なかったりとプロがやっても難しいことがあります。

ここでは失敗や成功事例を含めて、飲食店の運用にお困りの方に少しでも力になれば幸いです。

 

それではリライト式『インスタグラムの運用方法』を紹介します!

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目次

《飲食店のインスタグラム運用方法①》コンセプト設計

「インスタグラムの運用方法」で検索すると、多くのサイトがヒットします。

しかし、なかなか飲食店さらに言えば業種業態に特化したものはありません。

 

まず運用前に考えなくてはならないのが「インスタグラムを使って何をユーザーに届けたいのか?」が重要です。

多くの人が勘違いしていますが、インスタグラムは広告ではありません
商品紹介ばかりのアカウントや予約動線の多いアカウントは、ユーザーにもインスタグラムにも嫌われます。

 

「商品紹介じゃなきゃなんのためにやるんだよ?」

 

と突っ込まれてしまいそうですが、要は「商品やサービスを競合多社と差別化する事」を目的にしてください。
競合が多い同エリアでどのように露出していくかを考えた上で、視覚的・感覚的印象を育てていきます。

これを「ブランディング戦略」と呼びます。

 

インスタグラム運用は短期的な販売促進ではなく、長期的に企業の価値を創造していく事です。

これはアカウント運用が始めての人がやれば、数ヶ月から数年の期間が必要です。

 

それをぎゅっと縮めてくれるサービスが「Instagram運用代行サービス」

価格は企業によって様々ですが20~40万円ぐらいが相場です。

(投稿してもらうだけなら5万円ぐらいでしょうか)

 

さて、このブランディングをしていく上で重要なのが「コンテンツ設計」です。

インスタグラムを運用しながら、何の写真を投稿していくか…。

これはインスタグラムのプロでも頭を悩ませる問題です。

 

はっきり言ってすぐに正解には行きつきません。
試行錯誤を繰り返し、トライアンドエラーの気概で望んでいくしかありません。

コンテンツ設計を考える上での重要な要素はこの5つです。

①エリア
②業種業態
③差別化ポイント
④マグネット商品
⑤ターゲット

 

インスタグラムで何を投稿していけばいいの?コンテンツ設計をしっかりしよう!

それでは詳しくみていきましょう。

例えば、あなたのお店が「焼肉屋さん」だった場合…

①エリア「新宿」

インスタグラムの運用を始める前に、エリアを洗い出してください。これは商圏と考えてもらってもけっこうです。
関東、東京都、都内、23区、新宿区、新宿、東新宿、歌舞伎町、新宿 3丁目
など…大きいエリアから細分化していくとわかりやすいですよね。

 

②業種業態「国産黒毛和牛焼肉」

これも同じように関連するワードを書き出してみてください。
焼肉、焼き肉、国産黒毛和牛、和牛、炭火焼き、炭焼き、松坂牛、近江牛、米沢牛、希少部位など上げるとキリがないですね。

 

③差別化ポイント 食べ放題

食べ放題はかなり訴求力の強い差別化ポイントです。
その他の差別化していく上では商品の盛り付けや写真・動画のクオリティなどがあります。

食べ放題にはできない!なんてお店もありますが、一部食べ放題でも構いませんし、お代わりOKなどサービス方法で如何様にもなります。
大切なのは柔軟な発想なのですが、なかなかここまで考えられる方や理解のある経営者様も少ないのが事実。
とはいえ、だからこそ後発組でも十分戦えるのがインスタグラムの魅力とも言えます。

 

④マグネット商品 希少部位

シンシンやイチボなどの希少部位を扱っているお店は多くなり、あって当たり前ではありますが、それでも表現力次第では充分魅力を打ち出せるコンテンツです。
それ以外にも熟成肉やスモークなどひと味違った要素を付け加えてあげるのも訴求力に繋がります。

 

⑤ターゲット

さて最後はターゲット設計です。これはインスタグラム運用で理解しておかなければいけない重要なファクター。

皆さん新商品を流行らせるための「イノベーター理論」はご存じでしょうか?
これは商品がどのように認知され、いかに広まっていくかをフレーム化した物です。

 

ロジャースは革新性に基づき、社会システム内の個人を分析・分類した成果が認められている。アイデアが普及・拡散する過程の採用者を標準的な5カテゴリに分け、これら採用者の数を時間軸にわたってプロットすると累積度数分布の曲線がSカーブとなることを発見した[2] 。各カテゴリは採用順に「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」と呼ばれている[1]

イノベーター(Innovators:革新者)
新しいアイデアや技術を最初に採用するグループ。リスクを取り、年齢が若く、社会階級が高く、経済的に豊かで、社交的、科学的な情報源に近く、他のイノベーターとも交流する。リスク許容度が高いため、のちに普及しないアイデアを採用することもある。全体の2.5%。
アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)
採用時期が2番手のグループ。オピニオンリーダーとも言われ、他のカテゴリと比較すると周囲に対する影響度が最も高い。年齢は比較的若く、社会階級は比較的高い。経済的に豊かで、教育水準は高く、社交性も高い。イノベーターよりも取捨選択を賢明に行い、オピニオンリーダーとしての地位を維持する。全体の13.5%。
アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)
このカテゴリの人は一定の時間が経ってからアイデアの採用を行う。社会階級は平均的で、アーリーアダプターとの接点も平均的に持つ。全体の34.0%。
レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
このカテゴリにいる人は、平均的な人が採用した後にアイデアを採用する。イノベーションが半ば普及していても懐疑的に見ている。社会階級は平均未満で、経済的な見通しは低く、社会的な影響力は低い。全体の34.0%。
ラガード(Laggards:遅滞者)
最も後期の採用者。他のカテゴリと比較すると社会的な影響力は極めて低い。変化を嫌い、高齢で、伝統を好み、社会階級も低く、身内や友人とのみ交流する傾向にある。中には、最後まで流行不採用を貫く者もいる。全体の16.0%。

参考元:Wikipedia

 

細かい事は割愛しますが、このイノベーターにカテゴライズされるのがどのユーザーであるかを考えます。

インスタグラムの場合、この答えは簡単で、アンテナの高いグルメ・インフルエンサーです。

彼らに紹介してもらう事で一気にインプレッションを獲得します。さらに言うとリールなどショート動画で活躍しているインフルエンサーがおすすめです。

インスタグラムの利用ユーザーは30〜40代が中心になりつつあり、幅広いターゲットに対応できます。
しかし、アクション率が高いのは10〜20代。

 

さらに言うと女性の方がいいねやフォロー、保存などのエンゲージメントに貢献してくれます。

以上を踏まえたコンテンツ設計を行なってください。

 

《飲食店のインスタグラム運用方法②》重要なのはフォロワー数ではない!?

うちに来る問い合わせで1番多いのは「フォロワーが増えません!」と言うご相談。

…インフルエンサーになりたいのでしょうかw

 

店舗アカウントにフォロワー数は重要ではありません。
大切なのは量より質!定期的にいいねや保存をしてくれるフォロワーを獲得することです。

それにも関わらず…

「インフルエンサーを使えばフォロワーが増える」

「運用代行にお願いすればフォロワーが増える」

そもそも何を目的に運用するかを考えながら始められた方がいいでしょう。

 

少しインスタグラムのアルゴリズムの話をさせていただきます。

 

インスタグラムでお店を発見してもらう方法は大きく分けて3つ。

①おすすめに載る

②ハッシュタグの検索流入

③ダイレクト

 

店舗アカウントを運用する目的はまさに検索流入を増やす事。
この検索流入を増やすためには、日々の投稿と投稿に対するエンゲージメントの高さが重要です。

このエンゲージメント率を上げる方法は、いいねやコメントをくれるフォロワーを増やしていく事

 

「フォロワーが多くてもいいねやコメントをしない非アクティブなアカウントであれば、フォロワーに対するエンゲージメント率は下がります」

「フォロワーが少なくてもアクティブなアカウントで有ればエンゲージメントが上がります」

 

そして、エンゲージメントの高い投稿がハッシュタグ検索で上位表示されます。

検索上位に来れば投稿コンテンツからプロフィールへのアクセスが増えるのです。

 

「それでもフォロワーをどうしても増やしたい!」

 

フォロワーを買ったり、フォロバ狙いのフォローしまくりもフォロワーは増えますが、決してエンゲージメント率の高いアカウントにはなりません。

また自動ツールなども多く出回っていますが、これらの使用はシャドウバンされる可能性が高く、アカウント事態の品質低下を招きます。

 

正規の運用方法ではありませんが、アカウントを販売している業者もあります。

大っぴらには紹介できませんが、気になる方は是非ご相談ください。

 

じゃあ正規でフォロワーを増やす方法は?

フォロワーは重要ではないといいましたが、勘違いしないでください。

「エンゲージメントに貢献しないフォロワー」をいくら増やしてもしょうがないということです。

 

オンラインサービスのみのアカウントとは違い、飲食店には実際にお客様がたくさん来ます。

中には常連客から一見客まで様々…

 

Instagramをオンライン上の運用だけで完結しようとしがちですが、最も有益なのは来店したお客様にフォロワーになってもらうこと。

これに尽きます。

 

フォロワー数を増やすなら魅力的なハッシュタグキャンペーンをインスタグラム内と店舗にて行いましょう。

また…

・フォローに対するお礼

・フォローしてくれた方のフォローバック

・DM、コメントへの返信

・@(メンション)投稿にはお礼→ストーリーズで紹介

・お客様の認をとってリポスト

など、今後のコミュニケーションにつながるようなアクションが重要です。

これをやっていれば、必ずフォロワーが増えます。

 

楽しく、関心をもってアカウント運用すること。

特に初期は収益化目的になりがちですが、良質なアカウントを目指すほど収益化とは異なることを念頭においてください。

 

 

《飲食店のインスタグラム運用方法③》効果的なハッシュタグを選び、検索流入を増やす

さて次はエンゲージメントを上げるためのポイントです。

それは「ハッシュタグをどう使うか」

 

基本的には投稿写真に関連性のあるハッシュタグしか機能しません。
またハッシュタグは最大30個つける事ができます。

30個つけるのを良しとする人もいれば、ハッシュタグは15〜20ぐらいが良いと言う人もいます。

しかし、インスタグラムの公式ガイドラインを読む限り10~12個が適正

そして、毎回同じハッシュタグを使っているとシャドウバンされ、ハッシュタグが反映されなくなってしまいます。

 

インスタグラム運用を始めたばかりで有れば、いろいろなハッシュタグをガンガン試してください。

そしてゆっくりでいいのでフォロワーを確実に増やしていきましょう。

写真が良く、かつ写真に関連するハッシュタグを使っているのであれば…比較的早くフォロワーが増えます。

 

どうやって選べばいいの?ハッシュタグの選定方法

ではお待ちかねのハッシュタグ選定方法です。
ハッシュタグは「コンテンツ設計」を考える上での重要な要素で書き出していただいたもの。

これがハッシュタグを作る上での材料になります。

①エリア
②業種業態
③差別化ポイント
④マグネット商品
⑤ターゲット

 

①〜⑤で考えていただいたキーワードをそのままハッシュタグに変えましょう!

飲食店検索で使用されるのは「地域×業種業態」です。例えば#新宿 だけだと投稿数が多いのでなかなか上位に表示されません。

まずは投稿数の少ないエリアから、徐々にエリアを増やしてください。
またキーワード同士をくっつけた複合ワードもおすすめ。

60〜100ぐらいのハッシュタグを頑張って生成して下さい。

ハッシュタグのピックアップが終わったら、次はどのぐらい投稿数があるかを調べてみましょう。
インスタグラムの検索窓に入力すれば出てきますが、数が多いとあまり効率的とはいえません。

そこで下記ツールを使用して一気に投稿数を割り出しましょう。

ハッシュタグ人気度調査

使い方は簡単です。
検索窓にコピペして貼り付けるだけでできてしまいます。

このようにアカウント運用初期は投稿数の少ないハッシュタグを使用し、徐々に投稿数の多いハッシュタグに変更してください。

フォロワー数が増え、狙ったハッシュタグで確実に流入させたいのであれば、ハッシュタグを絞った運用がベストです!!

 

《飲食店のインスタグラム運用方法④》リールでリーチを稼ぐ!ショート動画に挑戦しよう!

さてインスタグラム運用で最もリーチ数を稼ぎやすいのが、リール(ショート動画)です。

リールの再生回数を増やすアルゴリズムはある程度公開されているので、取り組めば誰でも再生数を獲得しやすいのは事実です。

現に、私もリール投稿を取り入れています。

 

とはいえ…

「いきなり動画なんか作れない!!」という方も多いはず。

 

そんな方におすすめなのが動画制作アプリがあります。

一通りダウンロードしていただき、ご自身で使いやすいと思ったものを使用してください。

 

また、使用方法は近くのお知り合いに聞くか、Youtubeで勉強してください。

 

※クリックするとAPP STOREに飛びます(androidの方すみません)

 

…とまぁ一般的なアプリを紹介しましたが。
実はもっと簡単な方法があって、リールにテンプレートがあります。

 

インスタグラムを開いてリールを見ていると【テンプレート】というテキストが入った投稿を見かけると思います。

あとはそのテンプレートに沿って、写真を入れるだけで簡単にできてしまいます。

 

変な話5分です。

 

 

《飲食店のインスタグラム運用方法⑤》インフルエンサーへの依頼も併用しよう!

 

先述したように運用初動の状態でエンゲージメントをアップさせるのは至難の業…

なれない投稿や動画制作、コメントへの返信、いいね周り、なんだかんだ言ってもいいねやフォロワーが増えないとモチベーションが上がりません。

(私もそうです)

 

そんなときはインフルエンサーさんに動画制作をお願いしてみるのもおすすめ!

インフルエンサーに来てもらい、あなたのお店での体験を投稿してもらいましょう。

 

再生回数とリーチ数の観点から、ショート動画中心に投稿しているグルメ・インフルエンサーに依頼してください。

よくインフルエンサーマーケティングを月額費用で派遣している企業がありますが、個人的にはあまりおすすめしていません。

 

確かに、登録すれば多くのインフルエンサーから応募がありますが、必ずしも良いアカウントが応募してくれるわけではありません。

影響力の高い人もいますが、飲食店向きではないアカウントが多いのが現状。
結局アカウント選びに時間がかかり、数か月で数人しかアサインしないままやめてしまいます。

結局…私の場合、自分でコミュニケーションをとって、依頼したインフルエンサーが200人ぐらい。

そのリストを使った、インフルエンサーマーケティングを行っているので、気になる方は下記よりどうぞ。

 

 

《飲食店のインスタグラム運用方法まとめ》もっとも効果的な運用方法とは?

それでは今回も内容のまとめです。
効果的な運用方法の要点をピックアップしました。

①Instagramのフォロワーはお店のファン
→ファンにいいね!コメント、保存してもらうことでエンゲージメントを高める

②投稿の特性ごとにコンテンツを変える
・ストーリーズ:フォロワー(ファン)のため
・フィード投稿:検索ユーザーに関心を持ってもらう内容(濃密な内容を週2,3回程度)
・リール投稿:拡散力にものを言わせてどんどんアップ!

③ハッシュタグは内容にふさわしいものを10~12個ぐらい(つけすぎ注意)

 

もちろんこれらのコンテンツ設計は非常に大変です。
どの投稿でどんなコンテンツを配信していくか…あなたのお店のターゲットの趣向とお店がマッチしていないといけません。

 

おしゃれなカフェ・レストラン→スイーツを中心としたきれいな投稿。

大衆居酒屋→普段使いしやすいような親しみのある投稿

高級店→非日常を疑似体験できる贅沢な内容

 

などお店によってコンセプトは様々…
どんな投稿を続けていけば繁盛店になれるのか、予算と内容を考えて配信していきましょう。

そして最後に!

 

SNSの運用はあきらめないことです!

まずは1000人のフォロワーを目指しましょう!
そのあとは驚くほどすんなりと増えていきます。

1000の壁を超えるのに1年かかる人、数か月で済む人…
もちろん運用方法やお店のコンセプトによって様々ですが、時間がかかってもあきらめない姿勢が重要です!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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