今回の飲食web2.0はズバリ広告に関して。
「今さら広告かぁ~」などと侮るなかれ!
リライトではより販促効果の高いものをWEBマーケターの視点からご紹介いたします。
さて、まずは一昔前の飲食店webコンサルがやっていた、広告手法を紹介します。
なぜ今紹介するかと言えば、効果があまり期待できないからです。
もし、仮に今もやっている企業があったらごめんなちい、ネタばらしになってしまうかもしれません…
【昔の飲食店WEB集客方法】知っておきたい過去のお話…
①クライアントから契約金をかき集める。
まずは広告費…とは言わずコンサルフィーとして契約金を集めます。
だいたい10~30万ぐらいでしょうか?
かなり高額ですが、効果はありました。
コンサル会社はこのお金を元にPR活動を行います。
そのほとんどが、Yahoo!とGoogleのリスティング広告。
②リスティング広告を出す。
もちろん今でもありますが、リスティング広告の運用にはそれなりの知識と分析力が求められます。
主に検索ボリュームの算出とキーワード選定です。
要は食べログの「特徴ワード」のようなものですが、広告金額の上限を決めてワードを買うわけです。
課金率は1クリックいくら…昔は1~10円と安価だったのでかなり効果が高かったのだと思います。
クリック単価なので、安ければ安いほど任意のページに飛ばせる。
そのページに格安のどのグルメサイトよりも安いクーポンが張ってあれば予約に繋がっていました。
コンサル会社によると思いますが、集めた金額の1/3は広告費に…あとは事務手数料に回っていたのでは?
そう考えるとかなり高額なのですが、クリック単価が安いので費用対効果は高かったわけです。
③どうして今は使えないの?
それは単純にクリック単価が上がったからです。
人気のワードだと300円以上するものもあります。
さてここで単純計算してみましょう。
例えば30万でコンサル契約を結び、広告に充てられるのは10万円だった場合。
10万円÷クリック単価10円=1万クリック(アクセス)
サイトコンバージョン(ネット・電話予約)の割合が1%だった場合…予約組数100件
なかなか一人で食事に来ないと思うので1組当たり2名、平均客単価5000円で計算すると…
なんと1か月100万円の売上が立つ計算になります!
これは皆さんコンサル会社使うはずです!
ですが!平均クリック単価が上がってしまった今はその手法が使えません。
10万円÷クリック単価200円=500クリック(アクセス)
サイトコンバージョン(ネット・電話予約)の割合が1%だった場合…予約組数5件
同じように1組当たり2名、平均客単価5000円で計算すると…
1か月5万円の売上しか立たず、マイナス25万円の赤字となります!
というわけで…クリック単価が高く、コンバージョン率の低い飲食店で導入するのは不向きな販促になっています。
※再三言いますが、もし今もやっている企業があったらすいません。
前置きが長くなりましたが、今回リライトが紹介するWEB広告2.0は、今のところ効果が高そうなものになります。
昔のようにクリック単価が上がってしまえば、使えない手法になりますがぜひ導入を検討してみてください。
【飲食店もWEB広告で集客しよう!】①Googleスマートアシストキャンペーン
「結局リスティングか!」
とお思いの皆様!ちょっと待ってください!
最後まで読んでください。
まず、このGoogleスマートアシストキャンペーンについてご紹介させていただきます。
決してGoogle信者ではないのですが、Google贔屓をお許しください。
※当サイトの検索流入90%はGoogleからなのです…
Googleスマートアシストキャンペーンとは?
スマート アシスト キャンペーンは、ビジネスのセールス ポイントを強調し、ユーザーを引き付けるのに役立ちます。
- ビジネスに 1 つのキャンペーンを作成することも、異なる商品やサービスごとにキャンペーンを複数作成することもできます。
広告の仕組み
スマート アシスト キャンペーンに申し込んだ後は、ビジネスを効果的にアピールできる広告を作成しましょう。取り扱っている商品やサービスの説明を入力し、予算も設定します。作成した広告は、Google 検索、Google 検索パートナー、Google マップ、Google ディスプレイ ネットワークで、見込み顧客に自動的に表示されます。
スマート アシスト広告は、ターゲット地域内のユーザーが Google または Google マップでお客様のビジネスに関連するフレーズを検索すると表示されます。また、お客様の周辺地域にいなくても、お客様のビジネスに関連する語句とその地域名の両方を使って検索したユーザーに表示されることがあります。
引用元:Google広告
つまり、今まで高い手数料をPR会社や広告代理店、コンサル会社に払っていましたが、このGoogleスマートアシストキャンペーンを使えば、だれでも簡単に効果を出せるというわけです。
何がすごいかというとGoogleのAIが見込み顧客の情報を把握し、あなたのお客様となりえる方にのみ広告を配信するという画期的なシステム!
コンサル会社に支払う1/3で広告配信ができるようになり、さらに見込顧客のみに配信できるという超優れた機能!
リスティング系の広告代理店やPR会社を使っている方は、ぜひ乗り換えを検討してみてください。
また、Googleスマートアシストキャンペーンの詳しい運用方法はぜひリライトにご相談ください。
だいたい5~10万円で始められるようです。
【飲食店もWEB広告で集客しよう!】②YouTube広告
2018年、日本のインターネット使用者数ランキングを出した記事があります。
トップ3は「Yahoo! JAPAN」「Google」「YouTube」インターネットサービス利用者数ランキング
それによると…
それぞれ人口の50%以上にリーチしている…とのこと。
ちなみに4位がLINE、5位が楽天、Facebook、アマゾン、Twitter、インスタと続きます。
これだけ競合を押さえてランクインしているYouTube。
皆さんご覧になられたことがあるかと思いますが、このYouTubeでも広告が出せます。
そうです、動画の前や後に流れるアレです。
実はまだYouTubeのクリック単価は安い!
人気が出てしまうと使えないのですが、ここに勝機はあります。
おそらく2020年までしか使えない手法でしょう!
最初に話した昔のコンサル手法がなぜダメになったか、それはクリック単価が上がったせいです。
現在1~10円程度の単価であるYouTubeには勝機があります!
「じゃあさっそく始めよう!」
と思った方、ちょっと待ってください。
相手はYouTube…つまり、動画広告を作らなければ参入できません。
今はまだ動画制作のハードルが高いのが現状です。
飲食店のCMなんて大手チェーン店のものしか見たことがないでしょう。
動画制作のツールはAdobeのプレミアムプロをはじめ、アプリなどもありますが…CMを作るとなると話は別。5G到来、Vloge、IGTV…インフラは整っていますが、動画コンテンツの制作はまだまだハードルが高いのが現状です。
プロの制作会社に頼めば15~30万円が相場。
広告打つお金が無くなっちゃいます。
とはいえ、その動画が当たり前になる世の中がもう目の前まで来ています。
動画制作の価格はどんどん下がっていくでしょう。
なぜなら、撮影機器や編集ソフトなど、どんどん使いやすくなり、素人でもそれなりの動画が作れるから。
※リライトのYouTube広告用の動画制作費は10万円以下です。
【飲食店もWEB広告で集客しよう!】③インスタグラム(Instagram)広告
最後はインスタグラム(Instagram)広告です。
※ここではインスタと表記させていただきます。
インスタの運用やインフルエンサーマーケティングを行っている方は多いと思いますが、実際広告を出された方は少ないのではないでしょうか?
インスタ広告のポイントは好きな価格(100円~)できるという事。
コストをかけたくない方、バランスをみて使いたい方におすすめです。
どちらかというとキャンペーンの告知やレセプション、パーティーなど、趣旨のしっかりとした規格の方がマッチするでしょう。
ポイント①インスタは4つの課金スタイルから選べる!
インスタ広告の面白いところは課金スタイルを選べるという事。
どういうことかと言うと、自分が設定した目標に応じて広告費が決められる…という少し変わったスタイルです。
アフィリエイトをやっている方ならご存じかと思いますが、支払う側も選べるシステムを取ったわけですね。
それでは4つある課金スタイルについてご説明します。
覚えておきたいネット広告用語
①CPM
Cost Per Milleの略で、1,000回表示あたりの広告コストのこと。Milleはラテン語で1,000を意味する「mille」からきています。純広告やアドネットワークなどのネットワークを使用した広告配信の指標。
②CPC
Cost Per Clickの略で、クリック単価のこと。広告を見たユーザーが1クリックするたびに何円かかったのかの費用指標。
③CPI
Cost Per Installの略で、1インストールあたりの広告コストのこと。インストール課金型の広告(リワード広告など)で使用される指標。アプリとかがそうですね。
④CPV
Cost Per Viewの略で、広告視聴1回あたりのコストのこと。動画広告の広告視聴単価で使用される指標です。従来のリスティング広告やディスプレイ広告では、CPC(クリックあたりコスト)やCPM(1,000回インプレッションあたりコスト)が使用されています。
つまり、目的に応じた広告掲載料が選べるというのが最大のメリットです。
インスタ広告ではFacebookのデータをもとに細かくターゲティングできます。
このターゲット選定はセンスが問われるところですが、1度決めたターゲットだけではなくしっかりと効果測定をしたうえで、トライ&エラーを繰り返し、来店につながる広告にしましょう。
ポイント②投稿と同じで3タイプの広告が出せる。
一つはもちろん写真、そして動画、最後にストーリーズです。
どれを選ぶかは難しいかもしれませんが、お店が紹介したい内容や告知内容の量で決めるのがいいでしょう。
動画はやはり「いいね」と「インプレッション」が伸びやすい傾向にありますが、やはり動画を作る壁あると思います。
ただし、YouTube広告にはるCMのような完成度は不要です。
ほぼスマホユーザーをターゲットにしているわけですから、スマホで使った動画だって全然かまわないわけです。
ポイント③広告費用はいくらぐらいがいいのか?
さて、もうすぐ終わりなので頑張ってください。
一か月の予算を5~10万円とした場合…
配信セグメントを4つぐらいに分けて効果測定を行ってください。
予算に応じて、1日にかけられる金額は変わってきますが、どのセグメントが効果的かがわかります。
Aセクション 1日予算1,000円 配信日数25日 25,000円
Bセクション 1日予算1,000円 配信日数25日 25,000円
Cセクション 1日予算1,000円 配信日数25日 25,000円
Dセクション 1日予算1,000円 配信日数25日 25,000円 合計10万円
仮に予算が5万の場合は1日予算かセクション数で調整するのがいいでしょう。
【飲食店もWEB広告で集客しよう!】まとめ!自分でできない方はリライトへ
今回も長い記事を最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
広告の仕組みと広告代理店の手法をさらけ出す記事となってしまいましたが…
広告代理店とコンサル会社も成果を出すためにトライ&エラーを繰り返しています。
もちろん現場でやりながらできなくもないですが、時間と労力を要するものなので、予算があれば外部に委託することをお勧めします。
もちろんリライトでも上記の業務承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
それでは、また次の記事で!