WEB集客に関する様々な課題がある昨今…みなさんはどんな販促を実施されていますか?
今回紹介する飲食web2.0は「口コミ(バズ)&インフルエンサー」に特化したマーケティング。
飲食店を経営される皆さまにとって口コミは非常に重要です。
批判的な口コミが1件入っただけでも、お店の信用は失われ売上低下に繋がります。
もちろん良い口コミが入ってくれるに越したことはないのですが、
最近はスマホの手軽さもあってかクレームまがいの悪評も目立ちます。
広告のために様々なグルメサイト(グルメメディア)に掲載しているのに、評判を落としては何のための有料掲載かわかりませんよね!
また今の時代、口コミに対してヤラセやステマがないか不正対策も強化されいます。
もしヤラセ口コミが入っていることがバレたら、評価を下げてしまう危険性があります。
「1件ぐらいいいじゃないかー」と思われるかもしれませんが、
掲載している広告が虚偽にあたるなど…誰がどんなタイミングで報告してくるかわからない世の中です。どんな場合でもリスクヘッジはしておいてください。
いわゆる、親や家族、親しい友人が「この店良かったからおすすめだよ!」のweb版です。
もちろんリライトのwebマーケターが紹介する内容なので、かなり実践的になっています。
※グルメサイトの口コミを増やす方法ではありません。
ここまで読んだのに「なーんだ」と思われた方… 過去記事をご覧ください。
それではかなり前置きが長くなってしまいましたが、口コミマーケティング2.0にアップデートしていきましょう。
飲食店の口コミ(バス)マーケティング①
口コミマーケティングとは?
名前の通り、消費者の口コミを活用したマーケティングです。
広義としては消費者間の情報伝達により購買を促す販促手法です。
ひと口に口コミマーケティングといってもその表現方法は様々…
・バズマーケティング
・バイラルマーケティング
・WOM(Word of mouth)マーケティング
上記も同義の単語です(綿密に言えば違うのかもしれませんが…)
「 口コミ マーケティング 」とは、その名の通り一般消費者の 口コミ を活用して認知を広める マーケティング 手法のことです。 ターゲット層の注目を集め、消費者同士の話題(= 口コミ )に上がるように、企業から キャンペーン など話題の提供や消費者を使った演出などの プロモーション 活動を行うことを指します。
引用元:ferret(いつも勉強させてもらってます)
さてはじめは、どんな時に消費者同士の口コミが発生するか…
飲食店の利用シーンを思い浮かべてみましょう。
①同僚との飲み会
②会社の接待
③家族で食事
④恋人とのデート
⑤記念日・誕生日
同僚との飲み会は、人数が多くなければ最近流行の大衆居酒屋。
慎重に選ぶお店…というよりは空いていたらすぐに入りたい!という心理が働きます、
「安くていいよ!」という話題にはなるかもしれませんが、
本記事でこれから紹介する手法には少し合わない業態です。
ですが、それ以外の業態は効果が期待できます。
なぜなら消費者は大切な日の食事で失敗したくない。
事前にしっかり調査します。
みなさんも経験があるかと思いますが、
過去に「デートでこのお店を使ってとても良かった」など具体的な話を聞いたとき、
同じ境遇のあなたは「じゃあ、私もそこに行ってみよう!」となりやすい。
外食するきっかけはどれも似通っているが、評価の仕方は人それぞれです。
飲食店の口コミマーケティング②
口コミの特徴と話題性
さて、この口コミマーケティング。
特徴は狙ったターゲット層をとらえやすいということ。
なぜなら特別な日の話をするのは、親しい友人や家族にする場合が多いから。
つまり、同じ境遇の比較的近い商圏の人に話をする可能性が高いからです。
聡明な読者のみなさまはもうお気づきですね?
今まで説明したのは現実の話ですが…
これをwebでやるのが口コミマーケティングです!
少し脱線しましたが、他にも特徴があります。
一般消費者の口コミを活用して、認知を上げるには「話題性」が重要です。
口コミマーケティングを店舗で行うのが難しいのはこの話題性が表現できないから。
今の時代「モノの消費からコトの消費」に移り変わっています。
重要なのは店側のコンセプトを消費者に押し付けるような表現ではなく、
消費者が驚く、喜ぶ、笑う…そんな演出をすること。
「直営牧場・農家、国産○○100%使用」や「全て手作り自家製にこだわった…」など、
店舗のコンセプトとして重要ですが、話題性があるとは言えません。
たとえば、どんな演出が話題を呼ぶか見ていきましょう!
今回もFC.REAL.CONSULTING.TOKYOさんのインスタグラムから引用させていただきました!
どれも目を引く投稿ですよね?
消費者が参加するものや、店員さんが直々にサーブしたり動画を取ってもらうパフォーマンスなど、記念になるものばかりです。
お客様のスマホにお店を使った「記念」を残してもらうようにするのが演出です。
飲食店の口コミ(バス)マーケティング ③
口コミをするのはそこそこ影響力のあるインフルエンサー
ここからが本記事の中枢です。
口コミをしてもらうのは一般消費者といいましたが、もちろんある程度影響力を持っている方にお願いしています。
例えば、Instagram(インスタグラム)のグルメ系インフルエンサーです。
インフルエンサーはそのフォロワー数によって名称が変わります。インフルエンサー4つの種類を紹介しておきましょう。
①メガインフルエンサー
フォロワー数:100万人以上
特徴:世間の知名度は高く芸能人や有名人が多い。
②ミドルインフルエンサー
フォロワー数:10万〜100万人未満
特徴:ファッションや美容など特定のジャンルで実績のある人
③マイクロインフルサー
フォロワー数:1万〜10万人未満
特徴:いいねやコメントなどのエンゲージメントが高くファンが多い
④ナノインフルエンサー
フォロワー数:1,000人~1万人未満
特徴:共通の趣味を持つフォロワーが多く、狭い範囲の一定層にファンがいる。
さて、あなたはどこに分類されましたか?
普通に考えれば影響力のもっとも強い、メガインフルエンサーに取り上げられればうれしいですよね。
ただし、ここまで影響力のある方々ですと、仮に取材の依頼をお願いしても巨額のスポンサー費用が掛かるでしょう。
飲食店の口コミマーケティングで起用するインフルエンサーはズバリ…
③マイクロインフルサー
④ナノインフルエンサー
…です。
グルメ系のインフルエンサーはこのあたりに属していることが多い。
ここでは紹介できませんが、弊社では複数のインフルエンサーさんとコネクトしています。
メガインフルエンサーに依頼した場合の単価が100万円だとしたら、
ナノ・マイクロインフルエンサー100人近くに依頼ができます。
仮に100万人フォロワーがいるアカウントでも、飲食店がターゲットにしている層に届かなければ意味がありません。
有名人のアカウントだとどうしてもテレビの延長…広告的な要素が強くなります。
依頼するインフルエンサーさんには【PR】を入れてもらいますが、
有名人1人が紹介するお店よりも一般人100人が「いいね!」と言っているお店の方が使いやすい上に敷居も下がります。
飲食店の口コミ(バス)マーケティング ④
プロモーション戦略立てよう!
じゃあどうやってお願いしようかー
…と考える前に、マーケティングフレームワークを使って、
どういった情報を配信してもらうか考えましょう。
もちろん飲食店なので料理にフォーカスするべきです。
仮に、生演奏やディナー賞など出演者がお客様を呼ぶケースもありますが、基本的にお店に行ったら必ず食べれるウリとなる商品をおすすめしましょう。
まずはSTP分析で自店のセグメント、ターゲット、ポジショニングを明確にし、話題性のある商品を開発してPR方法を考えます。
…もう少し砕いて説明します。
貴店のターゲット層を考える前に、コンセプトから考えたターゲット総と実際に来店しているお客様をよく分析してください。
実際に来店しているお客様の利用目的は何でしょうか?デート?会社帰り?友達と?いろいろなお客様がいるかと思いますが、予約台帳とにらめっこして傾向を分析しましょう。
比較的よく利用する層が算出できれば、あとはその層のトレンドを分析し、動画でも映えるような演出方法を提案します。
いやいや、そんなのひらめかないよ!
という方でも大丈夫、同業他社のベンチマークして勉強してください。
インスタ内をよく見れば必ずあります。
(ただし、同じ商圏で同じ商品、同じ手法は嫌がられるのでやめてくださいねw)
飲食店の口コミ(バス)マーケティング ⑤
インフルエンサーの報酬額とお願いする方法
さてターゲットも商品も決まったところで、インスフルエンサーに口コミを依頼します。
依頼するインフルエンサーは…貴店のターゲット層がフォロワーにたくさんいるインフルエンサーです。
10代後半から20代前半の若い層を狙うのであれば、その年代に影響力のあるインフルエンサーにお願いします。
グルメインフルエンサーと呼ばれる方々はたくさんいます。
オールジャンルといった方は少なく、ジャンルに特化したアカウントが多いです。
ラーメン、肉、デザート系のインフルエンサーは非常に多いです。
インスタを開いて探してみてください。
インフルエンサーを10~20人ほどピックアップしたらDM(ダイレクトメール)を送りましょう。DMの文章構成は下記を参考にしてください。
①自己紹介
②店舗紹介
③自店の商品を紹介してもらえるかどうか
④その際値段はいくらぐらいか
⑤最後のあいさつ
インフルエンサーによって料金は様々ですが、1フォロワーあたり0.5~2円ぐらいが相場です。
メッセージが帰ってこないこともありますが、めげずに地道にやってください。
何回か繰り返すうちに、いつも快く引き受けてくれるインフルエンサーさんに出会えるでしょう。
飲食店の口コミ(バス)マーケティング ⑥
費用対効果と成功事例
ここが最も知りたいポイントですよね。
グルメサイトのアクセス数、予約・問い合わせが減ってきている今、新たなマーケティング手法として口コミマーケティング取り入れる企業がとても増えてきています。
口コミマーケティングを行う場合の費用対効果は、
PV単価とフォロワー単価で簡単に計算できます。
例えば、某グルメサイトに月額100,000円のプランに加入しているとしましょう。
月のPV数は良くて、10,000~200,000程度ではないでしょうか。
その場合1pv当たりの単価は10~5円です。
グルメサイトからこの単価でPVを買っていると考えてください。
さて次はインフルエンサーに依頼した場合です。
1フォロワー1円で換算した場合、
単純計算すれば100,000人のフォロワーに届きます。
しかもある程度ターゲットを絞れてしまう上に、インフルエンサーが話題性のある商品を紹介しています。
効果指標取ってみたいと思いませんか??
こう考えるとインフルエンサーに依頼する方が安いと感じる方も多いのでは。
実際のクライアント様の話ですが…
費用対効果に見合わないサイトを解約しグルメサイトの費用を半分に抑えました。
そこで新たな宣伝に口コミマーケティングを活用する方もいらっしゃいます。
飲食店の口コミ(バス)マーケティング ⑦
しっかり効果測定して精度UP!インスタ以外の口コミマーケティング
何事も初めからうまくいきません。
昔の集客コンサルタントはきっと今の時代ついていけないでしょう。
それほど時代の流れは速くアルゴリズムは日々変わっています。
グルメサイトでいくら費用をかけようと、リスティングに多額を投じようと無駄です。
口コミマーケティングは効果測定しづらいのが現状ですが、依頼したインフルエンサーに投稿後のインサイト情報をもらうようにして効果測定を必ず行ってください。
インフルエンサーは複数います。
ターゲットや商品によって紹介方法を変えるのもいいでしょう。
インスタメインで紹介してしまいましたが、他にも人気グルメブロガーはたくさんいらっしゃいます。
そういったブロガーの方は自分のメディアとSNSに投稿される方が多いので、そちらに依頼するのもおすすめです。
口コミマーケティング導入後、グルメサイトのアクセスが上がったケースもありました。
インスタで見つけて、店名で検索するユーザーのおかげです。
導線を作っているにも関わらず、この動きをされてしまうと数字を追えないのですが…(笑)
結果的に店舗の来客数・売上共に成果が出ています。
この数字を何とか拾えるように、各グルメサイトさんのリファラ公開をお願いしたいですね。
飲食店の口コミ(バス)マーケティングならリライトへ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
リライトでは絶対売上が上がる方法は一切紹介していません。
飲食店で働く皆さんと同じように肩を並べて、新たな可能性を模索していくのが、飲食WEB2.0が目指す場所です。
もしこのページにたどり着き、次のWEB販促にお悩みの方ぜひご相談ください。
次世代WEBマーケティングではペイドメディアに頼らない、オウンドメディア構築のサポートをしています。
弊社に新たな価値を見出してくれる責任者様とぜひ一緒にお話させていただきたいです!
それではまた次の記事で会いましょう!
あ…!もちろん口コミマーケティングのご依頼を承っております。
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【連載②】グルメサイトにはもう頼らない!次世代WEB集客方法(2/4)